パソコンが不慣れな主婦こそ取得してほしい資格のMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
子どもが大きくなったら仕事しよう!と就職活動を探したとき、「パソコンができないから仕事が限られるなぁ」と思ったことはありませんか?
面接時に「パソコン使えます!」と自信を持って言えたら、仕事内容の選択肢が増えるのは想像ができますよね。
実際、企業ではパソコンでのDX化が進んでいるのでパソコンが使えるのは必須になりつつあります。
そこでおすすめなのが「MOS」といわれるパソコンの資格です。パソコンの基本となる「Word」「Excel」「PowerPoint」のアプリを使うことができると履歴書にも記入できる資格です。
この記事で解決できるお悩み
- MOSってどんな資格?
- MOSってよく聞くけど何を証明する資格?
- そもそもWordやExcelって何をするアプリ?
- WordやExcelの試験の内容ってどんなかんじ?
私自身もパソコンの勉強をしてMOSの資格を取得しました。もともとは独学で使っていたのですが、独学では全然知らなかった機能もたくさんありました。
間違った使い方をしていた操作もたくさんあって、操作の基礎を知ることで素早く簡単にしかもミスなく操作ができるようになりました。
MOSの資格を知って、ぜひチャレンジしてスキルアップをしましょう!
Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)って何?
Microsoft Officeとは、Microsoft社が作ったアプリの総称で、オフィスで利用することの多いアプリを1つにまとめた言い方です。
その中で「Word」「Excel」「PowerPoint」が実務でよく使われるアプリになります。
Word(ワード)は文書作成アプリ
Wordは文書作成に特化したアプリです。
ビジネスではビジネス文書作成・チラシ作成・マニュアル作成などあらゆるシーンで使用します。
そのほか履歴書、手紙、プレゼンテーション用の原稿などにも使うことができるアプリです。
自分でページ番号付けなくても自動的にページ番号を振る機能もあり、そのうえそのページ番号を使って目次を作成したりもできます。
Excel(エクセル)は表計算アプリ
Excelは表計算に特化したアプリで、データの整理や分析に使用ます。
ビジネスでは大半がこのExcelを使用して仕事します。
大量のデータを扱う仕事でも一度計算式を設定すれば、数値を入力するだけで簡単に計算することも可能です。
そのデータを使って、一部のデータだけを抽出して分析したり、グラフを作成することもできます。
見積書や請求書の発行、売上管理や顧客管理と幅広く大量のデータを扱うことができるアプリです。
Excelが使えるようになると、家庭での家計簿の管理で使うこともできますね。
一度正しい計算式を設定すれば自分で計算しなくていいですし、計算ミスもしません。
本当に楽で便利なアプリです。
PowerPoint(パワーポイント)はプレゼンテーションアプリ
PowerPointはプレゼンテーションをするために特化したアプリです。
文字を表示するだけでなく、画像、グラフ、アニメーション、動画などを組み合わせて、視覚的なプレゼンテーション資料を作成することができます。
社内で会議をするときにPowerPointのスライドで資料を作ってプロジェクターに投影することもあります。
社外では自社商品をアピールするためのプレゼンテーション資料で利用します。
作ったスライドはそのまま印刷することも可能です。
その他のアプリ
そのほかMicrosoft Officeには、Outlook(メールやスケジュール管理)、OneNote(ノート作成・共有)、Access(データベース管理)などのアプリが含まれています。
バージョンについて
Microsoft Officeにはバージョンがあり、近年では約3年に一度のペースでバージョンアップしています。
この記事の時点での最新バージョンは2024です。
またインターネット上で利用できるバージョンでMicrosoft365というものもあります。
様々なバージョンがありますが、仕事で使う機能は基本的な機能です。
バージョンにより見た目など若干の操作感の違いはありますが、どのバージョンでも使い方は同じです。
自分のパソコンのバージョンで学習すればどのバージョンのアプリでも使えるようになります。
MOS資格取得のための効果的な準備
おすすめの受験順序
MOS資格を取得するためにはしっかりとした準備と効果的な試験対策が必要です。
おすすめの順番は以下の通り。
- Word
- Excel
- PowerPoint
順序1:Word
独学で使っていた人、そもそもパソコンに慣れていない主婦の人など、パソコンの基本操作から覚えたほうが断然楽です。
Wordはアプリの使い方も学習しますが、ExcelやPowerPointと共通する内容もあります。
本当に苦手な方は、Wordから学習することをおススメします。
順序2:Excel
実務ではExcelを使うことがほとんどなので、お仕事での使用を目指す方はExcelの資格取得をおすすめします。
Excelは難しく感じる人もいるかもしれませんが、基礎から学べば確実に使えるようになっていきます。
一度設定したExcelデータは、ビジネスでは何度も使用するため、すでにデータがある状態がほとんどです。
いきなり自分でデータ作成することは少なく、それでも操作を知る必要はあるので、気負わず取得を目指しましょう!
順序3:PowerPoint
Powerpointは比較的扱いやすいアプリです。
WordとExcelが使いこなせるようになったら比較的楽に資格の取得が可能になります。
またPowerPointは資格が無くても操作ができる人が多いのが特徴なので、PowerPointの受験は後回しにしてもOKと考えましょう。
試験対策をする前に必要な準備
キーボードに慣れるために、必ずタイピングの練習をしておきましょう。
MOSの資格では長文を入力することはありませんが、実務でパソコンを使うならデータ入力は欠かせません。
タイピングは早いに越したことはありませんが、正確に入力できる練習をするのが重要です。
- キーボードのホームポジションを確認
- アルファベットの位置を覚える
- キーを見ずにゆっくりと入力
- キーを見ずに少しずつスピードを上げて入力
とにかく正確に入力することを意識して練習しましょうね!
MOSの試験内容
MOSの取得にチャレンジする前に、試験の内容も確認しておきましょう。
Wordの試験内容
Wordは大きく分けて4つの内容があります。
基本操作のマスター
フォントの変更、段落の設定、リスト作成など書式設定は重要なポイントです。
どの文字、どの段落をクリックしたらいいのか、またどのような操作になるか確認しながら学習しましょう。
図表や画像の挿入
文書を図解化するための挿入方法をマスターし、編集も可能であることが求められます。
近年、図解化をし読みやすい文書作成をすることを求められています。
他人が見て読みやすい資料作りの礎になります。
印刷設定
資料が完成したらその資料は印刷(またはPDFとして保存)します。
文書の見た目を整えるテクニックが必要です。
長文作成構成の設定
ページ設定やスタイルの設定を理解し、効率の良い文書作成ができるテクニックも求められます。
長文作成の設定ができるようになると、ビジネス文書だけでなく長文も作成することも可能です。
Excelの試験内容
Excelでは、入力のほか基本的な表計算のテクニックが求められています。
基本操作の学習
セルの書式設定、行と列の操作、データの入力など基本操作をマスターします。
四則演算式の設定と基本関数の学習
Excelは表計算アプリというだけあって、計算が得意なアプリです。
加算・減算・乗算・除算などの計算式の設定や、基本関数(合計、平均など)の設定方法をマスターしましょう。
グラフ作成
入力したデータを使って、簡単にグラフを作成することができます。
データを可視化することでデータ分析が容易になります。まずは棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフが作成できるようになりましょう。
印刷設定
必要な内容を素早く印刷できるように操作を身につけましょう。
Excelも分析した内容を印刷して会議で報告する、取引先に提出することなど印刷した資料を使うことが多々あります。
powerpointの試験内容
実はMOSはPowerPointを受けない人も多いです。MOSの試験は受けなくても、学習をすることをおすすめします!
スライドのデザイン
Powerpointはスライドにデザインしたものをプレゼンテーションします。
スライドへの文字の配置、画像の挿入、テーマの選択など基本操作をマスターしましょう。
スライドショーの実行
パソコンでプレゼンテーションする場合、スライドショーの実行は欠かせません。
自分で作成したスライドを他人がプレゼンする場合も、その人がプレゼンしやすい内容になっているかスライドショーの実行をして確実に確認する必要があります。
スライドの印刷
作成した資料は、パソコンでプレゼンする場合もその内容の印刷物を配布資料として渡します。
印刷設定も大切な機能の一つなので、操作を身につけましょう。
アニメーションなどの設定
パソコンでプレゼンする場合、アニメーションなど動きのあるスライドにするとより効果的に内容を提示することも可能です。
PowerPointならではの機能なので、理解しながら操作をマスターしましょう。
学習方法
MOSの資格を学習する場合、通学して学習することも可能です。ただ主婦は忙しいことが多いので、隙間時間を使って学習することができるオンライン学習がおすすめです。
MOSの試験について
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)はオデッセイコミュニケーションズが運営する試験です。
MOSはいわゆる初級編の「スペシャリスト」と上級編の「エキスパート」と2種類のレベルがあります。
スペシャリストが取得できたら、エキスパートにもチャレンジしてみましょう。
試験概要
試験方法は2つの方法が選択できます。
1つは全国一斉試験、もう一つは随時試験です。随時試験関しては、試験会場が設定した日程でほぼ毎日開催されています。
試験方法 | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分 |
出題 | スペシャリスト:一般レベル(上級レベル有) バージョンの選択が可能 |
受験費用 | 一般 10,780円 学割 8,580円 |
まとめ
MOSの資格を取得すると、履歴書やプロフィールに「MOS資格取得者」と書くことができます。※正式な表記方法有
就職活動や転職時のアピールポイントにもりますね。
いざ仕事を始めたらスムーズに業務を進められますし、自分の自身にもなります。
もちろん家庭でも活かすシーンはたくさんあります。仕事でなくてもどんどん使っていきましょう。
迷っていたらぜひ勉強して、取得することをおすすめします!
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