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MOSエキスパートとスペシャリストどっちを取得?違いと選び方

MOSエキスパートスペシャリスト違い
ユウ
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会社員 Aさん
会社員 Aさん

資格を取ろうと思ったけど、どっちを選べばいいの?

残業が減らない。
給料も上がらない。

何か手に職をつけて転職したいと考えたり、資格を取ったら手当てが上がると知って、MOSを調べた方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ申し込もうとすると手が止まりますよね。

  • MOSって一言でみんな言うけど、そもそも書き方が英語だし、名前も複雑
  • 「エキスパート」と「スペシャリスト」とか言われても、どっちを選べばいいのか違いが分からない…
  • 今の実力に合うものがどっちなのかもわからないし、まずはかんたんに知りたいだけなのに。

実はこのような質問、本当によく受けます。

私はパソコン教室や大学で16年、7,000人以上の方にExcel・Word・PowerPointを教えてきた、現役講師です。

この記事では、エキスパートとスペシャリスト2つの違いと、どちらを選べばいいのかを整理してお伝えしていきます。

でももし迷ったら、スペシャリストを受験しましょう。

実は、MOSの2つの資格は内容が重複していないので、エキスパートも受験することは可能です。

ただ、あいまいなまま勉強しても、理解できていない部分があるのに受験することになってしまいます。

それだと、受験のときもエキスパートに受かった後も苦労するのが目に見えます。

この記事で違いを理解し、自分に合った資格を受験して、残業だらけの現状から脱出しましょう。

MOSの正式名称の変更

先に、ひとつだけお伝えしておきます。

現在のMOS(MOS 365)では、試験科目の名前に「スペシャリスト」は付きません。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト』はMOSの正式名称で、レベルの名前ではないんです。

・一般レベル …… Excel 365/Word 365/PowerPoint 365
・上級レベル …… Excel 365 エキスパート/Word 365 エキスパート

ただ、一般レベルのことを「スペシャリスト」と呼ぶ言い方は、今も広く使われています。

この記事でも分かりやすさを優先して、「スペシャリスト(一般レベル)」と書いていきます。

公式では、資格の体系として「アソシエイト(Associate)」という言葉も使われています。
アソシエイトは「上長や同僚に付いて仕事を補佐する人、まだ役職の付いていない社員やスタッフ」のことを指し示す言葉です。

※PowerPointにエキスパートはありません。またMOS 365にAccessの試験はありません。

MOSエキスパートとスペシャリストどっちを取得?

目的別に整理すると、こうなります。

  • 事務職に就きたい/戻りたい → スペシャリスト(一般)
  • 今の仕事を早く終わらせたい → スペシャリスト(一般)
  • 履歴書に書ける資格がほしい → スペシャリスト(一般)
  • 毎日Excelを使い込んでいる → エキスパート
  • 集計や資料作成が主な仕事 → エキスパート

つまり、普段の仕事でExcelを使い込んでいる方以外は、スペシャリストからということになります。

理由は次でお伝えします。

スペシャリストとエキスパートの違い

まずはじめに、呼び方を再確認しましょう。

・スペシャリスト(一般)……基礎的なテクニック
・エキスパート(上級)……統括的に使うためのテクニック

名前だけ見ると、簡単なほうと難しいほうに分かれているように見えますよね。

でも実は、この2つの試験は出題範囲がほとんど重複していません。

同じ機能を、簡単なレベルと難しいレベルに分けているわけではないんです。別の内容を、別々に問う試験だと考えてください。

公式サイトの出題範囲を並べると、はっきりします。

それぞれの出題範囲(Excel 365)

まずは、一般レベルで出題される内容を確認してみましょう。

・ワークシートやブックの管理
・セルやセル範囲のデータの管理(名前付き範囲など)
・テーブルの作成、フィルター、並べ替え
・数式や関数を使用した演算
・グラフの作成、変更、書式設定

次に、エキスパートで出題される内容です。

・ブックのオプションと設定の管理(共同作業の準備など)
・データの入力規則、詳細な条件付き書式
・検索関数(VLOOKUPなど)、論理演算、高度な日付と時刻の関数
・データ分析、数式のトラブルシューティング
・簡単なマクロの作成と変更
・ピボットテーブル・ピボットグラフ

並べてみると、同じ言葉がほとんど出てこないのが分かると思います。

出題範囲から見る、試験の目的

出題範囲を見て気づくのは、目的がまったく違うということです。

・スペシャリスト……表を作る、グラフを作る、見やすく整える
・エキスパート……データを検索する、分析する、自動化する

公式の説明では、それぞれの試験の対象者をこう明言しています。

・スペシャリスト …… 「Excelの基本的な操作を理解している方を対象とした資格」
・エキスパート …… 「Excelを使って、さまざまなデータ処理を行える方を対象とした資格」

つまりエキスパートは、すでにデータ処理ができる人向けだと公式が言っているんですね。

また、エキスパートの試験内容には「簡単なマクロ」も入っています。

これは一般には全く出てこない機能です。いきなり触っても意味がわからず、つまずく原因になります。

2つの試験に共通すること

ここで、大事なことをお伝えします。

スペシャリストもエキスパートも共通するのは、操作の基礎。

出題される内容は重複していませんが、それを動かす基本操作が大事だということです。

例えば、エキスパートで出題されるピボットテーブルの機能を使うにしても

①データを入力
②範囲を選択
③リボンから機能を呼び出す

この3つの操作を先にする必要があります。その内容は基本操作ですよね。

そしてその基本操作を問うのが、スペシャリストということになります。

だから「内容が違うならエキスパートから」という考え方は、半分正しく、半分間違いなんです。

この点は、次で詳しくお伝えします。

エキスパートだけの取得は可能?

結論から言うと無理ではありません。

これは公式にも明記されています。

試験科目は個々に独立していますので、最初から上級レベル(エキスパート)での受験も可能です。

お伝えしたとおり、出題範囲が重複していないので、基礎ができている方なら、エキスパートだけを受験することも可能です。

ここで少し過去の私の話を聞いてください

実は今の仕事をする前の私は、独学でExcelを使っていました。

そして「私、使えてる!」と思っていたんです。

でも、転職を機に、改めて基礎を学び直したとき、自分の知らないことの多さに衝撃を受けました。

基礎を知っている人のほうが、仕事が速い。

これは、教える側になってからも、ずっと感じていることです。

なので「エキスパートだけでいい」と思っている方にも、勉強するのはスペシャリストから始めることをおすすめしています。

時短につながる操作や、細かい設定で知らないことも多いはずですが、それらがまとめて手に入ります。

MOSの試験では、ショートカットキーを使用すると正答とみなされないことがあります。正しい基本操作で臨んでください。

まとめ

この記事でわかったこと

・スペシャリスト(一般)……基礎的なテクニック。実務で使う頻度が高い
・エキスパート(上級)……統括的に使うためのテクニック
・2つは出題範囲がほとんど重複していない、別々の試験
・現在の正式な科目名に「スペシャリスト」は付かない(例:Excel 365)

MOSのエキスパートとスペシャリスト、あなたはどっちを取得しようと思いましたか?

もし迷ったら、スペシャリスト(一般レベル)から受験しましょう。

基礎もつく上に、エキスパート(上級レベル)を楽に理解しやすくなります。

どんな仕事でも、パソコン操作から離れられないですよね。

Word・Excel・PowerPointは、そのなかでも使う頻度がとても高いアプリ。

迷っているなら、まず1つ受けてみてください。ずっと前に進めます。

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パソコン教室や大学で16年、7,000人以上に教えてきました。 実際に教える中で「何を学べばいいかわからない」という声をよく聞きます。AIやITはよくわからない、という方に、分かる言葉で整理しています。
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